読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

本日はNew Year's Eve

30代OLが「書き手」になる夢を叶えるドキュメンタリー

ランナーになりたければ走る。ライターになりたければ書く。そんなシンプルなことがようやくストンと落ちた本屋での出来事。

「夢を叶えるには、夢が叶ったつもりで行動すると良い」

この一年、いろんな人の本を読んだり、話を聞いたりする中で、

よく目に耳にした言葉だ。

 

うーむ。

言っていることは、わかる。

でも、一体どうしたらいいのかわからない。

 

そんな日々が続いていた。

 

だけど先日仕事帰りに立ち寄った本屋さんで、

「あ」

自分の中で、何かが「ストン」と落ちる感覚があった。

 

 

きっかけは、ささいなことだ。

「そう言えばあの面白いブログの人、本を出したって書いてたな。見てみよう」

 

そう思い、本屋さんに入り、検索機にその人の名前を入力し、

最近出版されたという書籍を探した。

 

「あ、これこれ」

パラパラとめくる手が、ふと止まる。

 

ん? 

これって……

 

何気なく目線をずらして見ると、その先には見覚えのある名前。

「あぁ、確かあの人の知り合いだったかな」

 

ん? 

 

「あれ? この人は、あの人の知り合いだな」

 

むむ? 

 

「これって……」

 

ブログやSNSでよく見かける人達の、

よく目にしている言葉が、本になっている。

 

……あぁ、本ってこうやって作るんだ。

 

読んだことのあるフレーズが章の見出しになっていたり、

ブログに書かれていることが、少し違った切り口で描かれていたり。

 

そうかぁ。そうなんだぁ! 

気付けばひとり、本屋で大きく頷いていた。

 

本って、こうやって本になるんだ!

 

本を書く、本を作るということは、

何だか壮大な果てしない挑戦のように感じていた。

 

運動不足で腰痛持ちのわたしが

突然「エベレストに登ります!」と言い出すくらい、

途方もなく無謀な話のように感じていた。

 

でも。

それを仕事にしている人達にとっては、それが日常。

端から見ていると奇跡のような出来事も、

その人達にとっては起こって当たり前、やって当たり前なことなのだ。

 

もちろん勉強も経験も必要だとしても、

超人だけが成し遂げられる偉業ではない。

そこにたどり着くための方法や道は必ずある。

中でも、視点を変えてみるということは、

色んな人が言う通り、近道になるのかもしれない。

 

「夢が叶ったつもりで行動すること」

つまりそれが「当たり前」の状況に身を置くことだ。

 

書くことを学ぶようになってから、

本気でプロのライターや小説家を目指す人と知り合うようになった。

もちろん、中には既にプロの人もいるし、プロの人の友達はプロだ。

 

すると、自然とSNSには知り合いの知り合いの

プロの物書きの人たちの投稿が表示されるようになっていた。

気付かぬうちに、著者や編集者の人達、

本を作ったり、書くことで食べている人達の声に日常的に触れる環境になっていた。

 

その結果、本屋に行くと、

いつも目にする名前の人の本が並んでいるし、

あ、あの人が作っていた本、こんな風に並べられてる! とか、

おー、あの本かなり売れてる! とか、

そんな目線を持つようになっていた。

 

もちろん直接の知り合いではないし、

生意気な勘違いな見方をしているかもしれない。

だけど、もしもわたしがプロのライターになったとしたら、

もしもその業界にいることが当たり前の毎日になったとしたら、

もしかしたらそんな風に本を見るようになるのかもしれない。

 

「そうか、あのブログの記事を本にするなら、ここをメインにするんだ」

「あー、やっぱりあのフレーズはインパクトがあるからそのまま本にできるんだな」

 

だったら、自分はどうしたらいいんだろうか。

どんな風に書いたらいいのか。

どうすれば、本を書けるのか。

どうしたら読まれる文を書けるのか。

書いて食べていけるようになるのか。

 

本を出している人達の、日常の投稿と出版された書籍とを見比べることで、

「本を書く」「本になる」ということが、

ぐんと近づいて見えたような気がした。

 

あ、そっか。

 

日常的に発している言葉、

書き連ねた文章、

それが、本になる。

 

本は魔法みたいにある日突然現れるものではない。

 書いてたものが本になるのだ。

 

当たり前のようで見えていなかったことが、

「ストン」と自分の中に落ちた。

 

ランナーになりたければ、走る。

ライターになりたければ、書く。

 

やっぱり、それでしかないんだ。

シンプルなことを信じてやり続けるしかない。

 

何度も聞いてることだけど、

ぐるぐると回っては、

「あぁ、やっぱりそうだ」と納得する。

 

書くしかない。

叶えたいことを、やり続ける。

 それだけだ。

 

続けていくことで、そこに道が出来ていく。

石橋も近道も、目の前に突然現れるのではなく、

自分で作っていくんだ。

 

約1ヶ月、書けない期間があった。

最初は体調を崩し辛いから書けなかった。

でも、途中からは、書けないことが辛くなっていった。

当たり前のことが、出来なくなっていくことが、悔しかった。

 

でも、自分と約束した。

 

必ず、元のいた場所に戻るから。

だから、今は休もう。

 

正直、怖かったし、不安ばかりだった。

休めば休むほど、書く力は落ちていく。

もう、一緒に学んでいた人達と、

並んで学べなくなるかもしれない。

 

「大丈夫、必ず戻るから」

 

浮かんでくる言葉をかき消すように、自分に約束をした。

 

必ず、元いた場所に戻ってまたスタートラインに立つ。

ゼロからのスタートでも、なんでもやる。

 

そんな自分を信じることができたのは、

一年に満たなくとも書き続けた時間があったからだ。

書くことで出会えた仲間がいたからだ。

 

昨日は久しぶりに、

書くことが好きで仕方がない人達の場に行くことができた。

嬉しくて、楽しくて仕方がなくて、

少し前の日常がこんなにもしあわせで有難い日々だったということを、痛感した。

 

誰かの当たり前は、決してすべての人の当たり前ではない。

でも、なりたい誰かの当たり前の日常を想像しながらそこに身を置くことができたら、

夢はぐんと近づいて来る。

 

最初は想像でも妄想でもいい。

信じて続けていけば、必ず夢が日常になる日はやってくる。

 

さぁ、もう休んじゃいられない。

今日からまた書く日々を始めます。

書くことが当たり前の毎日を、作っていきます。