本日はNew Year's Eve

30代OLが「書き手」になる夢を叶えるドキュメンタリー

せ、せ、世間の人は、あの5分のあとに、仕事に行ったんですか?! 今日ばかりは取り乱すことをお許しください。

「な、な、な、なんじゃこりゃぁぁあああああ?!!!!」

 

そう思った瞬間、

「なに、これ……」という声がテレビから聞こえてくる。

 

そりゃあ、そうでしょう。

やっぱりそうですよね。

そうなりますよね。そう言っちゃいますよね。

なんですか、ありゃあ。

今日ばかりは取り乱しますよ。

 

鈴愛と律のあの5分。

 

あぁ、なんですか、あれは。

 

わたしはいつも朝ドラは録画をして、だいたい夜中に観ています。

普段はテレビは字幕付き倍速で鑑賞。

だけど、面白いなと思う番組。

これは好きだな、って思う番組。

その場合は、等倍速解禁です。

時間をたっぷり、そのまま鑑賞します。

 

今シーズンの朝ドラ『半分、青い。』もそのひとつ。

倍速はやめて、15分丸々堪能します。

 

佐藤健と同じ日に同じ病院で生まれるわけないだろー!

そんな夢のような幼なじみいないだろー!

と叫びつつ。

それはドラマです。

現実には時にうんざりしたり、幻滅させられる毎日です。

ドラマくらいぶっ飛んだ夢を見せてほしい。

筋道なんて気にしないから、とにかく現実には起こらない夢物語を求めたくなります。

 

そんな中。

毎日、鈴愛と律がどうなるか、やきもきしておりました。

 

永野芽郁演じる鈴愛と、佐藤健演じる律。

同じ日に同じ病院で生まれた幼なじみ。

付かず離れず微妙な距離を保ちながら、気づけば40代。

 

え、40?!

そこまで待たせますかい?

30代で、なんともなりませんでしたかね。

 

と、まぁ待ちに待ったこの瞬間!

 

今日のあの5分は、もう。

なんだか全てが報われるような5分間。

もう、細かいことぜーんぶ忘れて、あの5分感に浸りたい。

そんな、待ちに待った悶絶の瞬間でした。

 

誰ですか、40代の寝起きのキスはキツイとか言うのは(笑)

そこはいいのです。夢の40代、創作の40代。

現実には起こらないからこそ、ドラマで観たいのです。

 

だって、やっぱり。

あの、突然手を重ねられる瞬間と、

そして後ろから抱きしめられるあの瞬間。

そこに、嘘はないと思うのです。

 

他には、嘘をつける瞬間がたくさんある。

本気じゃなくても、進められる瞬間があるかもしれない。

 

だけど、あの瞬間だけは、嘘がない。

もしも嘘だったらわかってしまう。

嘘がつけない瞬間なのです。

 

あぁ。

世間は、あの5分を観てから仕事に行ったのでしょうか。

メンタル強すぎですね(笑)

もしくは現実主義ですね。

 

わたしはだめです。

あんなの朝から見てしまったら、どひゃーーーーとなってしまい、その日1日仕事が手につかなくなると思います(笑)

 

あぁ、よかった。

そうなんですよね。

好きな人ができると、

うんうん悩んだり、試行錯誤したり、ドギマギしたり。

だけど、本当に心が通う瞬間はものすごく自然で、そうなることが決まっていたかのような、まるでシナリオをなぞっていくかのような。

そこには努力とか焦りとか不安はなくて、ものすごく自然だと思うのです。

 

あぁ、いいですね。

 

そして、一瞬。

なんですよね。

その瞬間は。

 

ずっと続いてほしい。

そんな瞬間が終わらないでほしい。

 

なんだか時間が止まったような感覚。

いつからか、ずっと待っていたような感覚。

 

ゆっくりと自然にその瞬間が訪れて、

そしてまた、ゆっくりと自然に時間が流れていく。

 

ステキな5分間でした。

あの5分だけで、

ごはん3杯食べられるくらい、

記事3つかけるくらいのエネルギーをもらいました。

 

さぁさぁさぁ。

奇跡の瞬間は一瞬です。

明日からが本番です!

一体明日から、どんな展開が待っているのでしょう。

 

ですが、今日くらいはあの5分に浸りたい。

今日くらいは取り乱したい。

きっと、わたしの平凡な毎日に揺さぶりをかけるのには、必要な5分でした。

 

はぁあ。

今日はいい夢見られそうです。